きれいな花の写真

★とどのつまり Ⅱ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

小説「猫踏んじゃったⅡ」

小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり Ⅲ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


46話 爺のランドセル
    

 


  おじさんの愛用の手提げバッグは「私の
お気に入り 第42話 肩掛けカバン」で触
れたように、加賀の酒を濾した後の丈夫な
布で作ったというカバンをついこの前まで
愛用していました。

  布製のカバンも6年以上愛用していると
隅が少しほころびてきました。おばさんは気
にかかるようで、ある時1人でデパートへ出
かけた時、上の写真より一回小さい肩掛け
カバンを買ってきました。

  ところがサイズがとても小さいのです。
常時、財布、小銭入れ、携帯、家の鍵を入
れて歩く他に、CDや小さい本など買って、

入れて帰るので、これでは小さ過ぎると、デ
パートに交換しに出かけます。


  紳士売り場ですから、購入した場所は
すぐわかります。化繊のズック仕様で、頑
丈に見えます。同じメーカーの棚に色違い
の2種類の手提げカバンがあり、サイズも
大・中・小とあります。
  
  早速、追い金をして、写真の中サイズの
カバンと交換してもらいます。これならCD
や文庫本はもちろん、B5判の雑誌も入り
ます。

  おじさんが選んだのは、色が深緑とこげ
茶のツートンカラーで、ご覧のように兵隊の
背負いカバンを連想させます。このへんが
好き嫌いの分かれるところでしようが、背
負わなければ何とかなるでしょう。


  前のカバンより厚みがありますが、ふだ
んは持ち物が少ないので嵩張りません。
               
(2019/11/02)
   


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