きれいな花の写真

★とどのつまり Ⅱ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

小説「猫踏んじゃったⅡ」

小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり Ⅲ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


20話 ありがとう高木バラ園
    

 

 *2004年の高木バラ園

  5月14日に、散歩中のYさんから「高木バ
ラ園に砂利が敷いてあった」と聞いてびっくり
する。

  札幌ばらの会、元会長の高木先生との出
会いは、小説「眠れない猫」第5話「未知との
遭遇その3」P106以降
に詳しく書いたが、そ
れ以来長年のお付き合いをしていただいて
いる。

  「あの端正なバラ園がどうした事か?」と
高木家に駆けつける。なるほど、Yさんの言う
通り、敷石の中は砂利がびっしりとすき間なく
埋め尽くされている。玄関の呼び鈴を押すと

いつものダンディなお顔が登場する。

  「どうしました?」と聞くと「もう充分楽し
んだからね、ここいらで卒業しようか?と
思ってね」と笑う。よく聞くと、昨年末に奥
方が体調を崩し3ヶ月ほど入院していた
そうである。今は良くなったが、そんな出
来事もあり、バラを諦めたそうである。

  大手農機輸入店にお勤めの高木さん
は、定年退職後、大学の先輩の真似をし
てバラ作りを一から始めたとか・・・


  
几帳面な性格で、あの栽培が難しい
ハイブリットのバラを毎年春・秋の2回
見事に咲かせていた。足元には雑草が
一本もない。ご夫妻の息の合った共同作
業の賜物である。

  私は毎シーズン、この高木バラ園の
バラを写す事に生き甲斐を感じていたと
言って過言ではない。これまで本当にあ
りがとうございました。高木ご夫妻
どうか
長生きしてください。(2018/11/29)

   


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