きれいな花の写真

★とどのつまり Ⅱ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

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小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

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  とどのつまり Ⅲ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


19話 酒の上品な紙パック
    

 


  酒飲みのおじさんは、若かりし頃は酒の
種類を問わず、何でも飲んだ。しかし、一通
り経験した現在、酒の肴が肉より魚を好む
せいか?専ら日本酒を愛用している。

  その癖、日本酒の味については、辛い・
甘い・ふくよか程度の識別しか出来ない。
しかしながら、かつての職場には酒飲みが
たくさんいて、後輩から日本酒の選択につ
いて時たま示唆を受けた。

  留萌勤務者には「ここの地酒はあまり
美味くない」、釧路勤務者には「ここの酒よ
り中標津の「北の勝」の方がうまい」と教え
てもらった。また、弘前大学出身者には「青

森の 『田酒』が美味い」などと教わり、日本
酒の知識が広まった。


  かつて、一時『獺祭(だっさい)』にも凝
りましたが、甘くて飽きてしまいました。幸
い、昨年ビックカメラで「田酒」を見つけた
ので、お正月や誕生日用に替わります。

  さて、普段は先に述べた「北の勝」を飲
んでいます。確かに美味しいのですが、毎
晩飲んでいるとやはり飽きてます。

  最近、運搬と空瓶の後始末もあり、
パックの日本酒を買う年寄りが
増えており
ます。

  ある時、お
店で上品なデザインの紙パッ
ク、菊正宗の「しぼりたて生貯蔵酒」が目に
留まります。2.0ℓでなく1.8ℓ箱で、価格も
若干高い。

  買って飲んでみると、紙パックとは思え
ないうまさです。 また
飽きるまでしばらく続
けるつもりです。 
  (2019/04/12)
   


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