
ネタ切れで、『第5話』に続いて「日本酒の
つまみ」の話です。 酒の肴がない時は冷蔵
庫の海苔の佃煮「ごはんですよ」を探します。
桃屋の海苔佃煮「良い海苔、良い味、江
戸むらさき」の瓶詰は昭和28年に誕生した
そうです。しかしながら、北海道の片田舎で
は、雑貨屋で製造元不明の量り売りを買う
のが普通でした。
そのうち、キャッチコピーが「何はなくとも
江戸むらさき」となり、三木のり平の声と鞍馬
天狗など様々なアニメキャラクターが新聞広
告やラジオやテレビに登場し、一世を風靡す
ることとなりました。
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昭和48年には、海苔佃煮をお年寄り
だけではなく、子供にも食べてもらおうと、
「ごはんですよ」を開発します。柔らかい
食感を出すよう生海苔を使い、鰹と帆立
の旨味を出し、「江戸むらさき ごはんで
すよ」を造りました。
わが家でもそれ以来、専ら「ごはんで
すよ」を愛用しています。何年か前、深緑
色の高級な四万十川の川海苔の佃煮も
頂きましたが、あっさりとして、桃屋の味
に慣れ過ぎたのかピンときません。
先日、「ごはんですよ」がなくなりまし
たので、買おうとすると、隣に100円高
い「江戸むらさき 特級」(写真右)の瓶を
見つけました。「見たことがあるな」と思い
つつ、買ってきて味見します。
ところが、箸でつまむとしっかりしてい
て崩れません。また、味も「ごはんですよ」
より甘味が少なく、塩味が濃い。前にも買
って味見をしたのを忘れているのです。
お恥ずかしい話! (2019/01/30)
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