昨年(2017)の第20話で触れたように
右の島内裕子校訂・訳「徒然草」の現代語
訳(ちくま学芸文庫)が分かりにくいと、左の
小川剛生訳注「徒然草」(角川ソフィア文庫)に切り替えて読み直す事9カ月あまり・・・
こちらの本は、古典の教科書のように
ページの上3分の2を原文が占め、その下
に注釈がある。肝心の現代語訳は、はる
か後方271ページからまとめて掲載されて
いる。
下の注釈を頼りに、本文の一段(一話)
を読み、それからページをめくり後方の現
代語を読むという、気の長い作業が続く。
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2017年12月末になんとか読み終え
て、最後の「本書と作者について」の解説
を読むも、専門的で分かりにくい。(したが
って、全体を読むのを諦めて、現代語訳の
みを読むのもひとつの手かもしれない)
と言うわけで、自分の理解力が大幅に
落ちているのを棚に上げて、一度は読み
終えた右の島内裕子 校訂・訳「徒然草」
(ちくま学芸文庫)を、来年度(2018)中に
再度読み直す決心をしたところです。
こちらの本は、一段(一話)ごとに原
文・訳・評と続いて並んでおり、今読んだ記
憶のあるうちに一段が完結していく。一度
は読んだはずの巻末の解説も、素人にも
分かりやすく書かれていると気がついた。
そんな事で来年(2018年)は3度目の
全巻読み直しに挑戦しようと思います。記
憶力・理解力が年々低下していますので、
成果はあまり期待できませんが・・・
(2017/12/26)
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