きれいな花の写真

★とどのつまり

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

小説「猫踏んじゃったU」

小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり 作:笹渕忠和本文へジャンプ


第21話 またもや忘れ物
    

 


  3月30日、肩掛けカバンを近くの生協の
トイレに置き忘れてしまいました。このカバ
ンは、私のお気にり第42話)で紹介したよ
うに、前の手提げバックが置き引きに合い、その対策のため買い換えた肩掛けカバンで
した。
  中にはご覧のとおり、携帯電話、手帳、
現金・運転免許証・郵便局のカードなどが
入った財布、小銭入れ、家の鍵、ポケットチ
ッシュなど、大事な物が入っております。

  上さんに生協での買い物を頼まれ、物色
あろうことか突然便意を催したのです。ご
幼少の頃から自称大腸過敏症の小生は過
去に数々の事件に遭遇しています。当然の

のことながら買い物カゴはそこいらに置いて
トイレへと走ります。
運よくトイレの大が開

いており、台座の正面の壁に肩掛けカバン

をぶら下げ、
慌ただ しく用を済ませます。

 
ほっとして、残りの買い物をカゴに入れ、

レジに並ぶと、肝心のカバンがありません。

「トイレに忘れた!」とひらめき、トイレへと

走ります。大のドアが閉まっており、誰かい
ると思い、外から声を掛けます。
  「カバンがありませんか?ドアの外へぶ
ら下げてください
と必死でお願いしま

す。少し間をおいて「何色ですか?」「茶色

です」とのやり取りがあり、カバンが目の前

にぶら下がります。「お忙しいところ、ありが

とうございます」と礼を言い、便所を出ます。

  (この人が、用を済まさずに、カバンを持
ってこの場を去っていたら?今頃紛失の手
続きで大変だった。善人で良かった)とほっ
としています。
歳のせいなのか、元々なの
か、この頃「うっかり」が多くなりました。 

                (2017/03/20)



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