第49話 焼き肉コーナー
現在の家を建てた時、当時の建
蔽率により床面積が4割と制限されていたので家の周りに隙間ができ
ました。
そこに上さんが友人の知り合い
の庭師に頼んで作ったのが、焼肉
専用の横庭でした。実は上さんも
娘も無類の肉好きなのです。肉より魚好きのおじさんには思いもつかぬ発想です。
庭師は石山の軟石をふんだんに使います。まず床を敷き詰め、次に真ん中に四角
い火鉢を造ります。ふだんは植木鉢をおくよう蓋を置いています。4個の脚を並べ、柱
を2本ずつかけると座席となります。さらに、右奥に立てかけている幅広の横板を両
側の座席に橋渡しすると、焼肉の材料置き場となります。
それ以来、わが家では天気にもよりますが、年に7~8回ぐらいはここで焼肉を焼い
ています。もちろん、準備と片づけはおじさんの仕事です。火を起こす時は、子供の時
に学校で見せられた東映の教育映画「風呂焚き大将」を決まって思い出します。年配
の方なら覚えている方もいらっしゃると思います。勉強はできないが、風呂焚きをさせ
たらクラス一番で先生に褒められるというお話です。
ところが、最近は年のせいでしょうか、家族全員の食べる量が減り、当然焼肉の回
数も減ってきています。この先この庭はどうなるのでしょう? (2016/09/08)
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