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★とどのつまり Ⅲ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


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  とどのつまり Ⅳ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


43話 ピアノ版「第9合唱」
    

 


  カツァリス版ピアノ「ベートーヴェン交響
全集」が話題になった後、93年6月に
同じリスト編:
2P版のベートーヴェン交響
曲第9番合唱」(P、
アラン・ブラネス,ジョル
ジュ・ブリュデルマシェ)が輸入されました。

  オーケストラのあの複雑な合唱入り交
響曲なら、リストと言えども2ピアノ版も
曲せざるを得なかったのか?程度の関心
購入します。(写真右2,800円

  開始からして、2台の音が切れ目なくリ
ズム良く鳴り響きます。第4楽章の合唱と
掛け合いもこれはもうオーケストラ版を
超えております。(演奏時間70’53)

  そんな経過があり、この度、リスト編曲
カツァリス版の
ピアノ・ソロ「交響曲第9
合唱(写真左)
を初めて聴きました。(演
奏時間65’36)


  さすがにカツァリス本人が気持ちよく、
弾きたいように編曲しており、2人ピアノの
ように相手の準備や出方を待つことなく、
より間が短く、小気味よい躍動感を感じま
した。流れるような指の運びで、合唱部分
さえも呑み込んでおります。

  
  中野 雄氏は「新版クラシックCDの名
盤 演奏家篇」(文春新書2009)で、カツ
ァリスについてこう述べている。
「実演を見
たり、CDを聴いたりしていて・・・タッチも華
麗で美しかったが・・・風貌と挙措にいささ
かカリスマ性を欠き・・・この6枚は敬遠した
が10年後に結局買う羽目となった」


  音楽の大先生でも、このような先入観
や思い込みがあるから、素人は間違えて
当たり前か?     (2020/09/23)

   


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