きれいな花の写真

★とどのつまり Ⅲ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

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小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり Ⅳ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


27話 鯖水煮缶をねだる猫
    

 


  猫の食事ですが、今時は、昔のように、
残り飯に味噌汁をかけて食べさせる飼い主
はまずないといって過言ではありません。
 
  市販の猫の餌がほとんどです。これは
大きく分けて、カリカリの粒状のドライフー
ド、缶詰に入った物、小袋のチューブに入っ
たペースト状の物の3種類があります。

  10年くらい前、カメラを持って散歩して
いたら猫を2匹飼っているお婆さんに出会
いまして、「飼い猫は家の中でマグロの刺
身を食べさせ、拾った猫には物置きで残飯
を食べさせている」と見せてくれた婆さんも
いたが・・・
  
  猫を買いはじめた当初は、人間の魚の
缶詰を食べさせたりしていました。猫がとて
も喜びます。しかし、人間用の缶詰は塩分
があり良くないとの事、また後始末が大変
でいつしか止めてしまいました。

  あれから○○年、昨年皆様もTVCMで
ご存知の➜「とどのつまり Ⅲ 第49話 
猫の人気おやつ」
が発売されました。これ
には上さんもグラリと来て、わが家の猫も
ついに毎朝あたる事になりました。

  ところが、今朝の事です。朝食におじさ
んのおかずがないと、写真の鯖の水煮缶
を開けると、すでに「ちゅ~る」を舐めたの
に匂いが同じなのか?食卓に上がろうとし
ます。

  鯖の水煮缶詰の上から刻みネギをかけ
て、匂いを嗅がすと、ネギの匂いが嫌いと
見え、退散していきました。これから人間が
魚の缶詰を食べるのは大変です。 
             
 (2020/06/10)
   


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