きれいな花の写真

★とどのつまり Ⅲ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

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小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり Ⅳ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


26話 紙の畳は丈夫
    

 


  猫は自分がなめた毛や餌がつかえたり
して、数ケ月に1度位ゲボします。今朝は、
マリ♀が朝食後水を飲んで、仏さんの前の
畳の上にゲボしました。

  すぐ様、爺さんが7つ道具を持って出動
します。金属べラで、畳の上のやや溶けた
餌と液体をすくい、古新聞に集めます。次
に紙タオルで水分を拭き取り、防腐剤をか
け、また拭き取ります。
  
  しばらくすると、犯人のマリは何事もなか
ったように現場に現れ、爺さんの始末具合
を見てやります。「いつもながら手早いな」
等とは決して言いません。
 

  愛猫のゲボは居間の絨毯、和室の畳、
台所など、場所を問いません。掃除が簡単
なのは台所兼食堂の床で面倒なのは居間
の絨毯です。

  一般に「畳の部屋が大変」と思われそう
ですが、わが家はよもや猫を2匹も飼うとも
思わず、およそ10数年前に畳表を「和紙
畳」に替えておりました。その後、裏表も交
換しています。

  和室でも何度もゲボされていますが、掃
除した後は、ご覧のように全くその跡形も
ありません。和紙で天然い草と同じ構造に
作っており、優れた吸放湿性と表面の撥水
加工で、水で拭いてもつぶれません。

  価格はい草と比べやや高いものの、耐
久性はい草の約3倍あり、しかも色あせ・
色落ちがありませんから、想像以上の値が
あると言えます。
とは言え、ゲボしないで欲
しいものです。
     
          (2020/06/02)
   


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