きれいな花の写真

★とどのつまり Ⅲ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

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小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり Ⅳ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


話 函館いかの山海漬け
    

 


  昨年末、娘が何を思ったか、爺の日本
酒の肴にと、「きたキッチンオーロラタウン」
で、「函館直送 いかの山海漬」を買ってき
た。なかなか美味しく酒がすすむ。

  「山海漬」とは、新潟特産の漬物で、塩
漬けしたきゅうり、大根などの千切りと、ほ
ぐした数の子を辛子入りの酒粕で漬け込ん
だ物で、山と海の物を一緒に漬ける物。こ
れにイカを加えたらしい。

  ふと、子供の頃、冬になるとよく食べた
「いかの粕漬け」を思い出します。
「とどのつまり 第34話 いかめし値上げ」を参照
の事。

  この漬物の製造元、函館の中村商店の
HPを見ると、「いかの粕漬け」もカタログに
あり、長万部同様、イカ不足もあって、付加
価値を高めるために山海漬けもアイテムに
加えた?」のかもしれないと想像します。

  そう思い、袋の表面を見ると、「ピリリと

辛さがたまらない!本場函館の旨さの逸

品」と歌っており、裏面を見ると、「本品は

鮮度の良い『いか』を当社独自の技術で加

工した逸品です」と書いております。
 
  たいていの人は表面の
「函館直送」と
本場函館の旨さの逸品」の表示だけで
「函館産」と信じてしまいます。
ところが原
材料名欄を見ると、「いか(アルゼンチン)」
と書いてあります。

  2019/12/29の日経 電子版によると
「函館では地元産のイカが連れず、水産加
工会社は海外からの輸入に頼りきりだ」と
報じている。イカの原料不足は深刻な様子
です。          
(2020/01/08)
   


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