きれいな花の写真

★とどのつまり Ⅱ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

小説「猫踏んじゃったⅡ」

小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり Ⅲ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


44話 秘密の花園
    

 


  ようやく夏の暑さも一段落、9月以降、
天気予報を見ながら、カメラを持って運動
がてら、ご近所を歩き周ります。とは言え、
花にはまったく期待できません。シュウメイ
ギクかコスモスが関の山です。

  10月07日、過大な期待をせず、いつも
のように中州橋バス停までバスに乗って、
そこから自宅に向かって徒歩でぶらりぶらり
と下ってきます。

  ところが、上の方は緯度が高いのか?
秋のバラの残りがそこそこ咲いていまし
た。そうは言いながら、被写体としては申し
分ありません。

  半分ほど下って来た時、いろんな色の
バラが咲いている花畑に出会います。門と
塀に囲まれた120坪ほどの庭で、まるで先
住者が出ていった跡にバラ園を作った、そ
んな感じです。

   足元には、所々雑草を抜いて干してあ
ります。
お金持ちが
金に飽かして作った庭
とは思えません。おじさんは勝手に「秘密
の花園」(西野8条5丁目)
と呼んでいます。

  しかし、どなたがこのバラ園を管理して
いるのか?いつも疑問を抱いています。今
回は右家の窓からお年寄りの顔が見えま
したので、頭を下げて入ります。

  これだけ何度も歩いても、住宅街の中

にひっそりとあるため、また、急いで歩いて

いるため、見逃してしまう事度々・・・

  「誰に見てもらいたい」と言うでもなく、こ

んな花畑も清々しい気がします。

           
   (2019/10/08)
   


      前のページへ      次のページへ


トップページへ戻る