
第40話で、現役時代の写真アルバム
の処分に触れたが、大量で、まだ取り掛か
る踏ん切りがつかないでいる。
その中で多いのは、中国訪問時のアル
バムで、ぶ厚い物・薄い物など数えると5回
分ある。仕事での出張とは言え、協約交渉
と締結後の宴会の写真が多い。
中国訪問も、北京・大連・瀋陽・ハルピ
ン・上海・西安・昆明と数多く、中でも印象
に残るのは北京の天安門広場である。南
北880m、東西500mという世界最大の
天安門広場に立った時、その大きさに驚
き、唖然とした記憶が蘇る。
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おりしも、昨日の10月1日は中国建国
70周年記念式典が行われた。TV報道で
は、あの広大な広場は数え切れないほど
の数の軍隊とミサイルの大行進で埋め尽
くされた。
ふと、30年前の1989年4月の「天安
門事件」を思い出す。朝日新聞掲載「キー
ワード」によれば・・・
「中国共産党の改革指導者の胡耀邦・
元総書記が死去。追悼する多数の学生や
市民が天安門広場に集まり、民主化を求
める大規模な運動に発展した。鄧小平ら
党指導部は運動を「動乱」と断定、6月3日
夜から4日未明にかけて軍を投入して運動
を制圧。当局は死者を319人と発表した
が、実際の犠牲者ははるかに多かった
とされる。」(3,000人?)
話は脇道に逸れるが、「天安門事件」を
応援したテレサ・テンはその後中国大陸に
入れず、彼女の精神をも破壊した事はご
承知の通りである。 (2019/10/02)
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