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★とどのつまり Ⅱ

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34話 ノーベル賞の光と影
    

 


  7月14日、午後16時、退屈まぎれに
NHKBS1スペシャル「三島由紀夫×川端
康成 運命の物語」を見て、愕然とする。

  この番組によれば「1968年に日本人
初のノーベル賞を受賞した川端康成。その
時同時に候補となっていたのが、三島由紀
夫だったことが分かった」と言う。

  1月にスウェーデン・アカデミーが当時の
選考過程を公開、三島は『今後の成長によ
って再検討も』とされていたのだ。しかし、そ
の2年後に割腹自殺、さらにその2年後、
川端はガス自殺する。2人は何故死んだの
か?ナビゲーターは宮本亜門。

  女優 村松栄子さん曰く、「三島先生は
川端先生に呼ばれて『君はまだ若いから
・・・今回は譲ってくれないかな』と頼まれた
そうです。その事がショックだったと・・・

端は、それ以外にも三島に『ノーベル賞の
推薦文を書いて』と依頼していた」とか。

  また、楯の会「元会員」の本多 清氏は
「(三島が)ノーベル賞をもらっていたら、死
なずに小説を書いたと思う」と述べている。

  三島、川端の両作家ともに親交のあっ
た日本文学研究者 ドナルド・キーン氏は
「川端氏はノーベル賞受賞者としてそのレ
ベルに達した作品を書けなかったから(省
略)死を選ばれたとも考えられます。(省略
)しかし、みな想像にすぎません
」と述べて
いる。

  この番組は、最初に2019年6月23日
(日)午後10時00分、「三島由紀夫×川
端康成 ノーベル賞の光と影」
として放送
されたようです。    (2019/07/15)

   


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