
7月14日、午後16時、退屈まぎれに
NHKBS1スペシャル「三島由紀夫×川端
康成 運命の物語」を見て、愕然とする。
この番組によれば「1968年に日本人
初のノーベル賞を受賞した川端康成。その
時同時に候補となっていたのが、三島由紀
夫だったことが分かった」と言う。
1月にスウェーデン・アカデミーが当時の
選考過程を公開、三島は『今後の成長によ
って再検討も』とされていたのだ。しかし、そ
の2年後に割腹自殺、さらにその2年後、
川端はガス自殺する。2人は何故死んだの
か?ナビゲーターは宮本亜門。
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女優 村松栄子さん曰く、「三島先生は
川端先生に呼ばれて『君はまだ若いから
・・・今回は譲ってくれないかな』と頼まれた
そうです。その事がショックだったと・・・川
端は、それ以外にも三島に『ノーベル賞の
推薦文を書いて』と依頼していた」とか。
また、楯の会「元会員」の本多 清氏は
「(三島が)ノーベル賞をもらっていたら、死
なずに小説を書いたと思う」と述べている。
三島、川端の両作家ともに親交のあっ
た日本文学研究者 ドナルド・キーン氏は
「川端氏はノーベル賞受賞者としてそのレ
ベルに達した作品を書けなかったから(省
略)死を選ばれたとも考えられます。(省略
)しかし、みな想像にすぎません」と述べて
いる。
この番組は、最初に2019年6月23日
(日)午後10時00分、「三島由紀夫×川
端康成 ノーベル賞の光と影」として放送
されたようです。 (2019/07/15)
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