
蕎麦屋「霧の下」は大好きで、37年前
センチュリーローヤルホテルの地下通路に
開店して以来、相変わらず通っています。
5月に、「霧の下 札幌エスタ店」で、い
つもの「かも汁そば」を食べていたら隣の席
で母親と中学生らしき息子が写真の「唐揚
げそば」を美味そうに食べていました。これ
にはおじさんもびっくり・・・
これまで他人の注文には目もくれなかっ
たので、「唐揚げそば」というメニューを知り
ませんでした。店員さんに「このメニューは
いつからあるの?」と聞くと、5年前以上前
からあったとの事。
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それから1か月後、再度「霧の下」を訪
れ、若い友人のK氏に「唐揚げそば」を試
食してもらった。彼の感想は「私には唐揚
げは蕎麦のおかずと言うより、ビールのつ
まみですよ」と笑っていた。
たしかに、蕎麦屋でビールを飲むおじさ
んもいるだろうし、蕎麦だけではお腹が膨
れない中学生もいるだろうから、分からな
いわけでもない。
そう言えば、「カレー南蛮」は明治時代
杉本商店でカレーのルーを製造していた兄
がこれを普及するべく、弟の蕎麦店で「西
洋風味のカレーと日本人好みの『かも南
蛮そば』を合わせて売り出したのが「カレ
ー南蛮」の始まりと言われています。
日本の蕎麦には、このような歴史があ
りますし、今や世界中フライドチキンブーム
のようです。「唐揚げそば」も時代の産物
で、おかしくないのかもしれません。
(2019/07/09)
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