
ヤマザキマリについては、どこか気にな
るところがある。新潮社記載の正式なプロ
フィールによれば・・・
1967年4月20日東京都出身。1984
年(17歳で)渡伊、フィレンツェの国立アカ
デミア美術学院で美術史と油絵を学び、
11年間過ごした。1997年にマンガ家とし
てデビュー。
2010年古代ローマを舞台にした漫画
「テルマエ・ロマエ」で第3回漫画大賞受賞、
第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞、世
界8カ国語に翻訳される。平成27年度芸
術選奨文部科学大臣賞。2027年には、
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イタリア共和国星勲章コメンダトーレ授賞。
著書に・・・(以下、省略)
他のブログによれば、彼女は幼少期を
千歳市で過ごしている。母親は札幌交響
楽団のヴィオラ奏者としてに在籍してい
た。指揮者の父親は幼少の頃亡くなる。
この事実が北海道に生まれ住むおじさ
んには親近感を感じ、彼女に対しての応援
を禁じえません。
新刊「ヤマザキマリ パスタぎらい」(新
潮新書 2019,4,20発行)を読むと、 彼
女の外国での生活が分かるとともに、淡々
と各国の食文化を論じながらも、これまで
異郷で生き抜くためにどれほど身体を張っ
て生きてきたかが痛いほど分かります。
この本は、明るくて、楽しくて、そして最
後に涙が出てくる。ここには彼女の生き様
がある。これは単なる食文化論ではない。
彼女の戦いの歴史と言って良い。
(2019/07/03)
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