
(写真は右がボルト、左がダシャ)
その後、ボルトを追跡するも行方不明だ
った。ところが、最初の取材から20年目の
昨年(2018年)春、「ボルト」と「ダシャ」は
生きている、と言う情報を得た。
調査すると「ボルトは、数年間アルコー
ル依存症施設で隔離されていたが、今や
タイヤ修理工場を経営している」。その後、
行方不明となっていたオユナとの娘14歳
の養母を探し出し、父子の再会を果たす。
「ダシャは廃品回収の腕を見込まれ、
区の職員として働き、4人の子供の父親と
なっている」という明るい報告が届いた。
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ダシャは、継父の暴力から守ってくれな
かった母親を恨んでいたが、「体調が悪い
最後に会いたい」という年老いた母を許す。
このシリーズの放送は・・・
1998年「マンホールチルドレン 混迷する
モンゴルからの報告」
2004年「マンホールで大人になった 再訪
厳寒のモンゴル」
2008年「10年後のマンホールチルドレン」
2018年 2月9日・6月9日の2回
「ボルトとダシャ マンホールチル
ドレン 20年の軌跡」第56回ギャ
ラクシー賞 受賞
最終回は、2月9日(110分)と6月9
日(100分)に放送しているが、放送時間
からして2月9日分はゲスト付きだったと思
われる。
近年、これだけ視聴者に衝撃を与えた
ドキュメンタリー・テレビはない。まさしくこ
れは「事実は小説より奇なり」そのもので
ある。 (2019/06/16)
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