(第26話から続く)
幼いころから家庭の暖かさを味わった
事がない2人は、愛に飢え、心に大きな傷
を抱えていた。
しかし、彼らは「将来の夢は愛情豊かな
家庭を作りたい」 「成功して母と一緒に住
むこと」と夢を膨らませ、ゴミ拾いをしながら
過酷な日々を送っていた。
第一作は、モンゴルの社会主義が崩壊
し、マンホールチルドレンが溢れた1998
年に取材され放送された。そのタイトルは
「マンホールチルドレン 混迷するモンゴル
からの報告」だった。
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その後、2004年ボルトは職を得てマン
ホールから脱出し、自力で小さな家を建て
た。ボルトとオユナは結婚し、出来た娘に
は「ナッサン(永遠の幸せ)」と名付けた。
ここまでは2004年に「マンホールで大
人になった 再訪 厳寒のモンゴル」として
放送された。
その後、2人の仲はうまくゆかず、ボル
トの元を去ったオユナはダシャのねぐらへ。
ボルトは、妻と娘、そして友情のすべて
を失い、酒におぼれるようになった。再び
マンホール暮らしに転落する。
ここまでは2008年「10年後のマンホ
ールチルドレン」として放映された。
この番組をご覧の視聴者から「夢も希望
もない終わり方だ。是非、続編を作り彼ら
が再生して行く姿を見たい」といった反響が
多く寄せられたと言う。
第28話に続く。 (2019/06/16)
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