きれいな花の写真

★とどのつまり Ⅱ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


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  とどのつまり Ⅲ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


11話 葬式まんじゅう
    

 


  先日、北見の知人の法事にお供えを送
ったら、お返しに、ご覧のような立派な「中
華まんじゅう」が送られてきました。「おっ、
久しぶり」
と思わず呟いてしまいます。

  これが1箱に5本入っており、その重さ
に驚きますが、懐かしさのあまり、1本を3
つに切って1つをいただきます。カステラの
ような甘い生地と、溢れんばかりのこしあん
の甘さに圧倒されます。

  ふと、甘いものに飢えていたご幼少の頃
を思い出します。北海道では、お葬式や法
事のお返しには良く使われており、別名「葬
式まんじゅう」とも呼ばれていました。この

話は、かなり以前、日テレの「秘密のケンミ
ンSHOW」にも取り上げられていました。


  ブログ 北のお菓子たち:北海道人「中
華まんじゅうのフシギを訪ねて」によると、
  ①長野県須坂市には、「中華饅頭」があ
るし、秋田県には白あんと黒あんの2種類
の「中花」がある。また、東北では「中皮(ち
ゅうかわ)」と呼ばれるお菓子がある。北海
道だけのものではない。
  ②小麦粉・砂糖・卵を基本材料とする生
地を「中花種(ちゅうかだね)」と呼び、これ
を焼いて作るものを総じ「中花(ちゅうか)」
と言い、北海道では「中華」が定着したよう
である。

  ③1540年代には、ポルトガル人が日
本にカステラ伝えているし、1850年代の
菓子の製造書には中華饅頭の作り方も載
っている。
  北海道は葬儀の参列者が多く、中華ま
んじゅうは追加製造に向いていたので、流
行したのでは?とも書いている。
              
(2019/02/13)
   


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