
NHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」の
視聴率は好調だが、ここに至って「発明は
嘘」との異論が出ている。
3月5日のYahoo!ニュースによれば、
3月19日発売の「週間FLASH」で、野嶋
剛氏がこの問題を取り上げている・・・
「定本にあるように安藤百福氏は20歳
前後まで日本統治下の台湾で過ごしてい
る。じつは台湾南部には、戦前から揚げ麺
を食べる文化(意麺、イーメン)があった。
また1946年に創業した『清記氷菓店』
には、揚げた極細麺を鶏のスープで食べ
る(鶏糸麺、ケーシーメン)があった。19
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50年代の日本で、台湾出身者が複数、即
席麺を売り出したのは偶然でない。
戦後、大阪・阿倍野の中華料理店『東
明商行』が即席麺の『長寿麺』を発売した
のは1958年の春。日清食品の前身サン
シー食品が『チキンラーメン』を発売したの
は、同じ1958年の8月だった。
『東明商行』の張氏は、1958年12月
に『味付乾麺の製法』で特許を出願、日清
食品の安藤氏側は1959年1月になって
『即席ラーメンの製造法』で特許を出願し
ている。だが、張氏の特許が認められる直
前の1961年8月16日、日清食品は張氏
の特許申請を2300万円(現在の価値で
3億円)という高額で買い取った。その契約
書は今も現存する」という。
そう言えば、朝ドラ「まんぷく」のネタ本
の名は「転んでもただで起きるな!」であっ
た。上記の野嶋剛氏の話が事実とすれば
何とも侘しい話である。 (2019/0307)
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