きれいな花の写真

★とどのつまり Ⅱ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


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小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり Ⅲ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


10話 転んでもただで・・・
    

 


  NHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」の
視聴率は好調だが、ここに至って「発明は
嘘」との異論が出ている。

  3月5日のYahoo!ニュースによれば、
3月19日発売の「週間FLASH」で、野嶋
剛氏がこの問題を取り上げている・・・

  「定本にあるように安藤百福氏は20歳
前後まで日本統治下の台湾で過ごしてい
る。じつは台湾南部には、戦前から揚げ麺
を食べる文化(意麺、イーメン)があった。
  また1946年に創業した『清記氷菓店』
には、揚げた極細麺を鶏のスープで食べ
る(鶏糸麺、ケーシーメン)があった。19

50年代の日本で、台湾出身者が複数、即
席麺を売り出したのは偶然でない。

  戦後、大阪・阿倍野の中華料理店『東
明商行』が即席麺の『長寿麺』を発売した
のは1958年の春。日清食品の前身サン
シー食品が『チキンラーメン』を発売したの
は、同じ1958年の8月だった。

  『東明商行』の張氏は、1958年12月
に『味付乾麺の製法』で特許を出願、日清
食品の安藤氏側は1959年1月になって
『即席ラーメンの製造法』で特許を出願し
ている。だが、張氏の特許が認められる直
前の1961年8月16日、日清食品は張氏
の特許申請を2300万円(現在の価値で
3億円)という高額で買い取った。その契約
書は今も現存する」という。

  そう言えば、朝ドラ「まんぷく」のネタ本
の名は「転んでもただで起きるな!」であっ
た。上記の野嶋剛氏の話が事実とすれば
何とも侘しい話である。
 (2019/0307)
   


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