
かつて拙稿「私のCD放浪記」の最終稿
「クラシックCDの行方」で触れたように、C
Dが売れなくなって久しい。
LPレコードへの回帰やベルリン・フィル
のようにインターネットを使ったデジタルコ
ンサートホールも宣伝しているが、それは
お金持ちの一部の方々だけで、新譜も少
なくレコード店は閑散としている。
暇なせいもあるが、それでもおじさんは
月に一回くらいレコード店でCDケースや背
表紙をながめるのが好きである。かつて高
価で買えなかったあの名盤が安くなってい
る可能性もあります。
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11月末、おなじみのタワーレコード店
へ出かけると、弱小レーベルだが、紙製
のケースがシックでしかも美しいCDを見
つけました。
左は幸福という意味のフランスのレーベ
ル「ラ・ドルチェ・ヴォルタ」の「バッハ:フー
ガの技法」で、オルガンはアンドレ・イゾワ
ールで、持っていない曲のCDなのでカゴに
入れます。
右は、オーストリアのレーベル、ベルベ
デイーレです。ラテン語で眺めが美しいとい
う意味。これも紙製でおしゃれな装丁です。
しかも、大好きなシャーンドル・ヴェーグ指
揮ウィーンフィルのモーツアルト交響曲第
番40と第39番です。シャーンドル・ヴェー
グの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」とモ
ーツアルト後期交響曲集は絶品で、何度も
聴いています。
2枚とも期待にたがわず、とても素晴ら
しい演奏でした。 (2018/11/29)
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