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★とどのつまり Ⅱ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


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  とどのつまり Ⅱ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


47話 ラーメン発生の地
    

 


   ラーメンという名前はどうして生まれた
のか?9月9日、NHK総合TVで放送され
た「波乱万丈!ラーメンと日本人~震災・
革命・復興 激動のドラマ~」の第1部を見
て、その謎が解けました。これによると、

  仙台生まれの大久保昌治は一旗揚げよ
うと、18歳で渡道し、いろいろな職に就くが
失敗、ついに北大正門前に腹ペコの学生
を見込んだ竹家食堂を開業します。しかし、昌治の料理がまずく客が入りません。

  大正11年(1922)に、ある人が「雇っ
てやってくれないか?」と、中国山東省出身
の料理人 王文彩を連れてきます。当時は

世界中が革命の嵐で、彼もロシアの極東
の大都市ニコラエフスタから札幌まで亡命
してきたのでした。

  彼の中華料理は絶品で、中でも肉絲
麺(ロースー麺)は安くて上手いと評判と
なる。しかし、漢字名が日本人には読み
にくく、なかなか覚えてもらえません。
  
  お上のタツは、王文彩が料理が出来た
時に発する「好了(ハウラー)」から「ラー」を
取って「ラーメン」と名付けます。
  この片仮名の名前の方が日本人にも覚
えやすく、中国留学生にも「拉麺」を連想さ
せ大
受けし、竹家食堂の大ヒットメニューと
なりました。という訳です。

  それまで内地府県でラーメンと言えば、
は、「中華そば」「夜泣きそば」「拉麺」が一
般的でしたが、その後、日本風の味付けと
麺の工夫で「ラーメン」という名称が全国に
徐々に浸透していったようです。

              (2018/10/16)
 


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