ラーメンという名前はどうして生まれた
のか?9月9日、NHK総合TVで放送され
た「波乱万丈!ラーメンと日本人~震災・
革命・復興 激動のドラマ~」の第1部を見
て、その謎が解けました。これによると、
仙台生まれの大久保昌治は一旗揚げよ
うと、18歳で渡道し、いろいろな職に就くが
失敗、ついに北大正門前に腹ペコの学生
を見込んだ竹家食堂を開業します。しかし、昌治の料理がまずく客が入りません。
大正11年(1922)に、ある人が「雇っ
てやってくれないか?」と、中国山東省出身
の料理人 王文彩を連れてきます。当時は
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世界中が革命の嵐で、彼もロシアの極東
の大都市ニコラエフスタから札幌まで亡命
してきたのでした。
彼の中華料理は絶品で、中でも肉絲
麺(ロースー麺)は安くて上手いと評判と
なる。しかし、漢字名が日本人には読み
にくく、なかなか覚えてもらえません。
お上のタツは、王文彩が料理が出来た
時に発する「好了(ハウラー)」から「ラー」を
取って「ラーメン」と名付けます。
この片仮名の名前の方が日本人にも覚
えやすく、中国留学生にも「拉麺」を連想さ
せ大受けし、竹家食堂の大ヒットメニューと
なりました。という訳です。
それまで内地府県でラーメンと言えば、
は、「中華そば」「夜泣きそば」「拉麺」が一
般的でしたが、その後、日本風の味付けと
麺の工夫で「ラーメン」という名称が全国に
徐々に浸透していったようです。
(2018/10/16)
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