9月6日の午後、気象庁は胆振東部地震
は最大震度7を観測したと発表した。過去に
震度7を観測したのは、阪神淡路大震災、新 潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震の
2回があり、今回は6回目となる。
地震の事は自然の摂理で仕方がないとし
ても、素人に解せないのは北海道全体に亘
る大規模停電である。
9月8日づけ道新・朝刊の東京電機大・加
藤政一教授によれば、「今回の大規模停電
が起きたのは、苫東厚真発電所が止まり、発
電量と消費量がアンバランスとなったため、
他の発電所が壊れる前に他の発電所を次
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々と自動停止した。発電所が全停止する
前に、荷物、つまり一部の需要を放り捨
てれば良かった」と解説している。
ずぶの素人ながら、北電はそう言う連
鎖封鎖の仕組みを作っていたと考えざる
を得ない。過去に地域電力を独占してい
た北電は消費者よりも自己存続を優先し
ていると思われても仕方がない。
例えば「泊原発に多大な投資をしてい
るからは、何とか再稼働して元を取り戻そ
うと考えているのでは?」とか、また「政府
が太陽光発電、風力発電、バイオマス発
電など他社参入を奨励しても、北電は非
協力的」などとの声が聞こえてくる。
内閣改造を控えた安倍首相もすぐに
来道するなど復興には真剣である。
世経済産業相も北電を叱咤しつつ、
道民に「計画停電を避けるために最大限
の節電を!」と訴えている。
(2018/09/11)
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