きれいな花の写真

★とどのつまり Ⅱ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

小説「猫踏んじゃったⅡ」

小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり Ⅱ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


34話 現代の名短編
    

 


  病院の休憩室で読んだ雑誌「サライ」7
月号で、小学館新書「一度は読んでおきた
い 現代の名短編」(湯浅 豊著)を紹介し
ていた。面白そうなので、近くの本屋で取り
寄せる。

  元「文學界」編集長、現在文芸評論家の
同氏が「本の窓」に連載した物を加筆修正
し新書化したもの。松本清張から三浦しお
んまで、44作家の珠玉の短編を取り上げ
ている。

  タスキに「一読、思わず読みたくなる(再
読したくなる)極上のブックガイド!」と書い
てある。このうたい文句のとおり、素晴らし

い珠玉の短編がずらりと並んでいる。なな
め読みの天才も、思わず心して一字一句
丁寧に読む。

  天下の文芸評論家 湯浅豊氏の紹介
は決してダイジェストではない。肝心なとこ
ろは読者が実際に本を手に取って、読んで
確かめるように紹介している。

  おじさんも、長編を読むには根気がなく
なってきているので、取って置きの銘酒を
ちびりちびり飲むがごとく、ほぼ1カ月かけ
て、
少しずつ読んだ。どの原本を手に入れ
確かめるか?まだ決めかねている。

  本の最後尾、43作目に272Pに、短編
集「茗荷谷の猫」所収の「染井の桜」
が取り
上げられている。ソメイヨシノは、江戸中期
から末期にかけて、巣鴨に近い染井村の
植木職の手で出来たと言われているが、そ
れをこんな物語に仕立てるとは?作家はす
ごい!
➜第24話「消えるソメイヨシノ」を参
のこと         (2017/12/25)
    


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