毎年、4月下旬になると、円山公園や中
島公園の撮影日を予想するため近くの琴似
発寒川河畔の梅や桜を見に出かけます。
今年の琴似発寒川河畔の桜の見ごろは
5月3日で終わりましたが、ここには10日間
もすると八重桜が満開となる道があります。
西区西野6条1丁目から「西野緑道」がつな
がっており、約350本の桜並木と園路があ
ります。今年の開花は5月15日でした。
ところが写真のように右股橋近くの終点
には、ソメイヨシノが密集しています。どうも
かつて琴似発寒川から引き入れた用水路の
跡を緑道にしたもののようです。
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想像ですが、西野のソメイヨシノは、
この用水路の起点だけではなく、琴似発
寒川河畔、平和の滝霊園、中州橋など、
歴史的に由緒のある地点か、篤農家や
地主によって移植された可能性がありま
す。
ご存知のように、ソメイヨシノは江戸
彼岸桜と大島桜の交配品種で、種をつ
けにくく、自然に繁殖できないから、挿し
木や接ぎ木などして、人の手で増やす桜
のため、クローン桜と呼ばれています。
明治政府は江戸幕府のイメージを排
除すべく、ソメイヨシノを全国各地に植え
たそうで、今では全国の桜の80%がソメ
イヨシノだとか・・・
しかし、西野緑道起点のソメイヨシノ
だけでなく、時間の経過とともに、官公
庁は予算がなく、個人の庭は持ち主の老
齢化により手入れが出来ず、だんだん
減ってきていると、感じるのはおじさんだ
けだろうか? (2018/05/16)
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