きれいな花の写真

★とどのつまり

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

小説「猫踏んじゃったU」

小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり 作:笹渕忠和本文へジャンプ


第52話 胸焼けしない第九
    

 


  11月20日、定期購読している「モース
トリー・クラシック」の2018年1月号が配達
される。

  またしてもベートーベン特集かと思いき
ゃ、巻末に「第九」コンサート案内のページ
があり、12月の日本国中の開催月日と場
所が見開きでびっしりと並んでいました。こ
れほど日本人は第九が好きなのです。

  生放送はないのか?閉所恐怖症のおじ
さんは「FM&TV」インフォメーションを探し
ます。が、見当たりません。おじさんのよう
にながら族ではなく、自ら観に行く人が増え
たのでしょうか?
 
  ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」は、
フルトヴェングラーの1951年バイロイト
音楽祭ライブが重厚で感動的と、長い事
称賛されてきましたが、おじさんには重過
ぎて胸焼けしそうな気がします。(EMI21
枚セットは足音入り演奏時間76分13秒)

  さて、
今年見つけた第九の掘り出し物
のCDは、左のルドルフ・ケンペが、ミュン
ヘン・フィル、ミュンヘン・モテット合唱団を
指揮して1973年に録音した物(ワーナー
・クラシック発売)です。
  ケンペが亡くなる3年前に取り組んだベ
ートーヴェン交響曲全集の中の1枚のです
が、
ケンペは体調が良かったと見え、誠に
すっきりとしていて、さわやかに振っていま
(演奏時間は67分58秒)。

  フルヴェンの1951年バイロイトの第九
とは時代背景がすっかり変わってきており、
ケンペのような健康的な「第九」も良いと思
います。
ちなみに右のマッケラスはトータル
63分50秒です。
    (2017/11/21)



      前のページへ     あとがき


トップページへ戻る