イクラはロシア語のイークラ・ハララゴに
由来する(岡田 哲著「たべもの起源事典」
ちくま学芸文庫)とか・・・鮭の卵が一粒ず
つバラバラになっているのがイクラ、卵巣
の塊の塩漬けは筋子、と定義している。
今年の鮭は大不漁で、店頭では生の筋
子は例年より超高値、それでも年に一度は
初物のイクラが食べたくて、浜育ちの上さ
んが買ってきて作ってくれる。高いとなると
格別美味しく感ずるから不思議である。
問題は筋子の値段である。毎年、暮れ
にはお世話になった方に、鮭の筋子を送っ
ているが、今年の値段はどうなのか?
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11月25日、桑園の場外市場の福岡水
産を訪ねると、店頭にはウロコ印の筋子が
並んでない。
馴染みの爺さんに聞くと、「昨年までは
半腹で約5,000円、今年は約10.000
円さ。これでは買う人もいないだろうから仕
入れられないのさ」と笑う。
筋子よりイクラの方が回転寿司などの
需要が大きいから、大半がそちらへ向かっ
たのかもしれない。
最近は、鮭だけでなく、イカ・サンマ・ホ
ッケなどが不漁である。海水温の変化もあ
ろうが、中国・台湾・韓国・北朝鮮などの近
隣諸国が公海で獲りまくっているようで、漁
獲量も少なく価格も暴騰している。
魚だけではない、野菜・果物も一度価
格が上がるとなかなか下がらない。いった
いどうなっているのか?
(2017/11/26)
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