きれいな花の写真

★とどのつまり

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

小説「猫踏んじゃったU」

小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり 作:笹渕忠和本文へジャンプ


第44話 バッハのシャコンヌ
    

 


  「シャコンヌ」とは、バッハの不滅の傑作
「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパル
ティータ」の中のパルティータ第2番の終曲
のことです。

 「シャコンヌ」はゆるやかな3拍子の舞曲
という意味のフランス語ですが、曲はとて
もユニークで、複雑で、緊張感にあふれ、
一度聴くと忘れられません。

  最初に聴いたのは、原曲のヴァイオリン
ではなく、名ピアニスト、A,B=ミケランジ
ェリが弾いたプゾーニ編曲のピアノ曲でし
た。このプゾーニ編曲のピアノ曲「シャコン
ヌ」は絶品であり、ヴァイオリンの原曲を聴

いてみたくなりました。

 そこで、原曲のヴァイオリンCDをいろい
ろ買い求めました。
全曲のは、ミルシテイ
ン(1954)、シェリング(1967)、イザベル・フ
アウスト(2011&2009)です。そしてパルティ
ータ全曲はクレーメル(1980)です。
 「シャコンヌ」のみはハイフェッツ(1970)、
ミルシテイン(1986)のCDです。

 それぞれ一度は聴きましたが、全曲はC
D2枚分あり、ほとんど記憶に残っておりま
せん。しかし15分弱の「シャコンヌ」だけは
記憶に残っています。

 これまで、「シャコンヌ」は演奏者により音
の勢いや緊張感に
差があると思っておりま
したが、今回改めて全部を聴きなおしてみ
ると、それほど遜色はありません。

 どうやら、これまでせっかちなあまりアン
プが温まる前に聴き比べていたせいだ、と
気が付きました。
    (2017/07/13)



      前のページへ      次のページへ


トップページへ戻る