きれいな花の写真

★とどのつまり

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

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小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり 作:笹渕忠和本文へジャンプ


第19話 ラーメンのコラボ
    

 


 スーパーで、菊水製麺とのコラボ「らーめん
山頭火」(なま2人前300円前後)を見つけ、懐かしくてついつい買ってしまいます。


  1988年の開業当時、「らーめん山頭火」
の評判を聞いてわざわざ旭川まで食べに行
ったものです。そして試食してみましたが、従
来の旭川味の醤油ラーメンと違う、優しい豚
骨白湯スープの塩味に感激したものです。

 かつて旭川で創業者畠中氏が始めた
「らーめん山頭火」も今や札幌に本社(株アブ・アウト)を置き、日本国内(20店舗)だけ
ではなく、世界(アメリカ・カナダ・台湾他東南
アジアに34店舗)を展開する発展ぶりです。
  さて、 袋の細麺を見て、突然、博多の
屋台の細い豚骨ラーメンを思い出しまし
た。あの、博多の癖のある豚骨を低温で
上手に処理して臭みをなくして誕生したの
だと、今頃気づきました。

 考えてみると、北海道には珍しい塩豚骨
味と、「山頭火」というネーミング、食べづ
らい「深い丼」が印象に残り、おりしも放浪
の俳人・種田山頭火のブームと相まってじ
わりじわりと人気が出てきたと思われます。

 札幌の円山にも「らーめん山頭火」の
店がありますが、客の好みか、本店より少
し塩分が若干強い気がして最近は行っていません。

  それにしても、菊水製麺とのコラボとは
言え、この値段でこれほどまでの味を再現
するとは、両社の技術は素晴らしい。ただ
し、菊水製麺には寒干しの「らーめん山頭火」もあるので、お間違いのないように!
               (2017/02/26)


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