1963(昭和38)年の映画「拝啓天皇陛
下様」の大ヒットで、渥美清の演技が見直さ
れ、その後続々と出演のオハーが舞い込みます。
映画では1964(昭和39)年の「続・拝啓
天皇陛下様」、65(昭和40)年のアフリカロ
ケ松竹映画「ブワナ・トシの歌」、67(昭和
42)年からの東映映画「喜劇列車シリーズ」などなど。テレビでは、62(昭和37)年から
63(昭和38)年までのフジ−TV「大番」、
66(昭和41)年から67(昭和42)年までの
フジ系列「おもろい夫婦」、66(昭和41)年
から68(昭和43)年までのTBS−TV「泣いてたまるか」シリーズ、などなど・・・
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TVドラマ界に名をとどろかせたフジ系列
の「おもろい夫婦」(共演は中村珠緒)が終
了後に「続編を作ろうと」渥美清に提案す
ると「夫婦ものは嫌だ」と拒否されたといい
ます。これが結果的に後のテレビシリーズ
「男はつらいよ」につながっていきます。
TBS−TVの「(渥美清の)泣いてたまる
か」シリーズは、毎回脚本家が変わり、渥
美清も毎回役柄も変わるという設定でした
が、主役の渥美清が肺病の後遺症で体力
が持たず、青島幸男や中村嘉津雄と隔週
交代で撮影したそうです。彼が主演した作
品が(渥美清の)という意味なのです。
全54話は有名脚本家が名を連ね、体
力がないとは言え、再起にかける渥美清の
意気込みは画面からあふれ出て、とても面
白く、大学生時代に時々観ておりました。
(2017/01/14)
なお、BS12では、この「泣いてたまるか」の傑作版7話を2017/03/23の午後9時
から毎晩再々放送していました。
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