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★とどのつまり

■復刻版
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第15話 男はつらいよ
    


 


  渥美清が「おもろい夫婦」の続編を断ったことから、1968年10月からのフジテレビ
の「男はつらいよ」
が始まった。

脚本は山田洋次と森崎東が担当した。舞台はまだ葛飾柴又の帝釈天ではなかった。
しかし、「結構毛だらけ、猫灰だらけ・・・」などの歌い文句がスポンサーや家庭の主婦の
ひんしゅくを買い、視聴率は今一だった。山
田は半年後の最終回で、寅次郎がハブを
取りに行こうとして、逆にハブに噛まれ、毒
が回って死んだという結末にした。

  これには視聴者の抗議が殺到し、脚本
家山田洋次は「罪滅ぼしの意味を含めて


1969年に松竹で映画を製作した。これ
が予想に反し大ヒットとなり、「男はつらい
よ」のシリーズ化となったわけである。
  
山田洋次が全48作の原作・脚本を担
し、第3作(森崎東)と第4作(小林俊一)
を除いて監督した。山田洋次監督は第5作
でシリーズを完結させる予定だったが、あ
まりの人気に松竹では打ち切りにできず、
その後も製作し続ける事となったという。


  おじさんも第9作くらいまでは欠かさず
観ていたが、だんだん違和感を感ずるよ
うになってきた。世の中が変わってきても、
寅さんは相変わらずの天然バカで、演ず
渥美清自身の風貌は年を取って行く。
このギャップに耐えられず、映画「男はつ
らいよ」をだんだん観なくなった。


  当の渥美清はマンネリを防ぐべく、様々
なジャンルの作品にトライしていたようです
が、逆に寅さんのイメージがまとわりつき、
正当な評価をされなくなったのも事実です。
   
            (2017/01/14
 
 
    


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