第36話 日本酒の杯
晩酌は基本的に日本酒を2合弱
飲みます。酒の肴は魚類と決めて
いるせいもあります。
若い時には居酒屋で正味1合の
もっきりを良く飲んでいました。とこ
ろが、コップ酒は飲みすぎるので、
肝臓を労わるためにコップを少しず
つ小さいものに変えてきました。1杯の量が少なくとも何杯も杯を傾けるとたくさん飲ん
だ気になるからです。現在は一番下の利き酒用の小さなお猪口で飲んでます。
昔の由緒ある小料理屋は、本来は料理をいただく所で、お酒は料理を引き立てるた
めに銚子2本までと決まっていたそうです。飲みすぎると、お酒の味も料理の味も分か
らなくなるからだと言います。高級なお酒を金にあかして何杯も飲んで悦に入っている
御仁もたまにおりますが、無粋としか言いようがありません。
何かの拍子でレアなお酒が手に入ると、いつもと違う杯を用い、肴は口にせず、お
酒そのものを味わいます。杜氏に敬意を表するためでもあります。
余談ですが、第11話で触れた「銘酒 獺祭」は、23、39、大吟醸、遠心、等外米、
などのランクがあり、価格も店により天と地ほど違います。良心的な酒屋は創業明治
34年・地酒の老舗の「銘酒の裕多加(ゆたか)」で、住所は北区北25条西15丁目
(011-716-5174)です。親切にていねいに教えてくれます。(2016/03/05)
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