第15話 ボネコの加湿器
居間続きの小さな和室に、鎮
座ましましているのは、ボネコの
加湿器です。奥に見えている胡
蝶蘭の栽培のために上さんが
電気店で見つけた加湿器です。
スイス・プラストン社、直営の
チェコ工場製です。電気店には
国産の加湿器が多々並んでいましたが、ほとんどが加熱式でした。冬は良いとして
も、真夏は暑いはずです。それに加熱式はカビが生えやすく、雑菌をばら撒くと言い
ますから、気化式で熱が出ず、かつ銀イオンの雑菌抑制作用のあるこの加湿器を
選択しました。
原理はかんたん、底の水槽の水が減れば右側のタンクから水が出て、その上の
21枚の大きなディスクが回転し気化するというものです。昔はタライに水を張り、そ
の上に長い布をぶら下げ、布がタライの水を吸って気化し、涼を取ったたそうで、そ
れと同じ理屈です。この加湿器は世界的に有名らしく、最近は、他の電気店で見か
けるようになりましたし、ネットでもよく掲載されています。価格は4万円前後、しかし、
1日の消費電力は約8円で、結果的にはお買い得な、超優れ物です。
この方式は植物だけでなく、人間にも良いと見え、最近は個人の歯医者や眼科
医の待合室や診察室に置いているのを時々見かけます。 (2016/01/22)
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