サブタイトルを「団塊の世代に贈る鎮魂歌 間もなく毎日が日曜日」としたが、来年か
ら退職者が続出する団塊の世代を意識したものではない。自分自身を想定したものであ
る。
早いもので勤めてから40年もの歳月が経った。間もなく毎日が日曜日となる。ここ数
年、「サラリーマンを辞めたらどんな生活を送るか」考え続けてきた。しかし、明確な答え
を出せぬままただいたずらに時は過ぎてしまった。
これはその揺れ動く心の日記である。再定年を控えてこれまでの半生を振り返る意味
もある。言わば半自伝風私小説である。
3月に私家本「おじさんの料理日記」を手作りで仲間内に配ったら「料理も楽しいが文
章が面白い、小説でも書いたら」と言うお伊達に乗り、ついに12話まで書き進めてしま
った。面白いと思っていただければ幸いである。
平成18(2006)年12月末日 北斗七星
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