去る８月２３日、米ウィスコンシン州で無
防備の黒人男性が警官に背後から７回銃
撃された事件は、ＴＶで報道され世界中の
誰が見ても警察の暴力と思ったはずです。
この残虐な事件をきっかけに、米のスポ
ーツ界の抗議活動が始まった。
テニスの大坂なおみは８月２６日、２７
日開催予定の米ニューヨーク西南オープ
ン、準決勝戦を棄権した。その後大会は延
長され２８日に準決勝でプレイした。
また、同月２６日米プロ野球ＭＬＢも２試
合、米サッカー協会も５試合の延期を決め
た。
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大坂なおみは、その後、９月１２日、ニ
ューヨークで行われた、テニス全米オープ
ンのシングルス決勝で、元世界第一位のビ
クトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を破り、２０
１８年大会以来２度目の優勝を果たした。
その試合の経過は逐次国際ニュースで
全世界に放映されたが、彼女の健闘もさる
事ながら、入場時に着用していた黒いマス
クが全世界の注目を集めた。
その７枚の黒いマスクには、米国にお
ける過去の白人警官による黒人男性暴行
死事件の被害者名が書かれていた。彼女
は彼らに代表される米国の人種差別に抗
議して、毎回黒いマスクをしたのである。
父ハイチ人、母日本人、両親も米国に
住む大坂なおみとすれば、止むに止まれ
ない意思表示かも知れない。が、アメリカ
の人種差別は長い歴史があり根が深い。
本人に危険がなきゃ良いのだが・・・
（２０２０/０９/１５）
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