きれいな花の写真

★とどのつまり Ⅲ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


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  とどのつまり Ⅳ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


39話 ヤマザキマリ健在
    

 


  コロナ騒動でイタリアに帰れなくなった
ヤマザキマリはどうしている?と心配してい
たら、あちこちのTVに出たり、雑誌に随筆
を書いたり、本を出したりしていた。


  8月20日に文芸新書から「パンデミック
の文明論」( ヤマザキマリと東日本国際大
学特任教授:中野信子との
対談
)が出版さ
れた。

  パンデミット(感染爆発)は人類の歴史
そのもので、14世紀にヨーロッパで流行し
たペスト(黒死病)、19世紀
から20世紀に
かけて地域を変えながら7回も大流行した
コレラ、第一次世界大戦中の1918年から


1919年にかけて猛威を振るったスペイン
風(インフルエンザ)、1968年に発生した
香港かぜなど・・・があった。

 
 中野が「日本の地形が移動を拒む・・・
山あり谷ありで、東日本と西日本との通婚
率がかなり低くて、他の地域との婚姻が少
ない」
と言うと・・・

  
ヤマザキは「日本の移動しないという民
族的傾向がパンデミックの広がり具合にか
なり関係があるのでは?古代ロ
ーマ人は、
北はスコットランド、東はユーフラテスまで
領土がありましたから、ペストなどの疫病も
広がった。結局流動性ですね」・・・

  イタリアの男性と結婚し、姑との同居を
しているヤマザキマリの話を聞くと、イタリ
アと日本の文化の違い、生活習慣の違い、
コロナウィルスへの反応が大違いである。

  これが民族の違いかとつくづく考えさせ
られる。
         (2020/09/02)

   


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