コロナ騒動でイタリアに帰れなくなった
ヤマザキマリはどうしている?と心配してい
たら、あちこちのTVに出たり、雑誌に随筆
を書いたり、本を出したりしていた。
8月20日に文芸新書から「パンデミック
の文明論」( ヤマザキマリと東日本国際大
学特任教授:中野信子との対談)が出版さ
れた。
パンデミット(感染爆発)は人類の歴史
そのもので、14世紀にヨーロッパで流行し
たペスト(黒死病)、19世紀から20世紀に
かけて地域を変えながら7回も大流行した
コレラ、第一次世界大戦中の1918年から
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1919年にかけて猛威を振るったスペイン
風(インフルエンザ)、1968年に発生した
香港かぜなど・・・があった。
中野が「日本の地形が移動を拒む・・・
山あり谷ありで、東日本と西日本との通婚
率がかなり低くて、他の地域との婚姻が少
ない」と言うと・・・
ヤマザキは「日本の移動しないという民
族的傾向がパンデミックの広がり具合にか
なり関係があるのでは?古代ローマ人は、
北はスコットランド、東はユーフラテスまで
領土がありましたから、ペストなどの疫病も
広がった。結局流動性ですね」・・・
イタリアの男性と結婚し、姑との同居を
しているヤマザキマリの話を聞くと、イタリ
アと日本の文化の違い、生活習慣の違い、
コロナウィルスへの反応が大違いである。
これが民族の違いかとつくづく考えさせ
られる。 (2020/09/02)
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