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★とどのつまり Ⅲ

■復刻版
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37話 張作霖爆破事件
    

 


  8月14日、NHK総合テレビ【目撃!に
っぽん】
「”大悪人”の孫と呼ばれて~張作
霖爆殺事件92年目の思惑」を見た。

  張作霖爆殺事件の首謀者である旧日
本陸軍・河本大作大佐の孫の桑田冨三子
・82歳は、12年前、事件から80年経過
のシンポジウム
で、一人の専門家から「あ
なたの祖父は、昔は英雄、今は大悪人」と
言われた。

 大学を卒業後、航空会社に勤め、退職
後、絵本の翻訳家になっていた桑田はこ
の事を信じられず、8年間、自力で事実を
調べ、昨年8月写真の本を自費出版した。

  桑田はこの本の最後に「三十万人の生
命財産を護るために、緊急避難策としてこ
の張爆殺は決行された」 「張作霖爆殺は
大作の独断ではなく、陸軍の総意のもとに
実行された、と結論できるだろう」と記した。

  桑田は河本大作のことを知ってほしい
と、本の多くを
図書館
に寄贈したという。


  番組スタッフのメモには、「(孫の桑田さ
んは)祖父を否定され続けた結果、自分が
その孫である事を周りに隠し、罪の意識を
背負って生きてきたと言います。
  その事実を知らされた時、”十字架を背
負わせたのは、一体、誰なのか?”と、胸
を締め付けられました。そしてその”十字
架”に、我々はしっかりと目を向けてきたの
か?とも考えさせられました。」
  と記しております。

  戦後、何十年も経ってから真実が明ら
かになるとは・・・?怖い話で゛ある。
              (2020/08/21)

   


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