8月14日、NHK総合テレビ【目撃!に
っぽん】「”大悪人”の孫と呼ばれて~張作
霖爆殺事件92年目の思惑」を見た。
張作霖爆殺事件の首謀者である旧日
本陸軍・河本大作大佐の孫の桑田冨三子
・82歳は、12年前、事件から80年経過
のシンポジウム で、一人の専門家から「あ
なたの祖父は、昔は英雄、今は大悪人」と
言われた。
大学を卒業後、航空会社に勤め、退職
後、絵本の翻訳家になっていた桑田はこ
の事を信じられず、8年間、自力で事実を
調べ、昨年8月写真の本を自費出版した。
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桑田はこの本の最後に「三十万人の生
命財産を護るために、緊急避難策としてこ
の張爆殺は決行された」 「張作霖爆殺は
大作の独断ではなく、陸軍の総意のもとに
実行された、と結論できるだろう」と記した。
桑田は河本大作のことを知ってほしい
と、本の多くを図書館に寄贈したという。
番組スタッフのメモには、「(孫の桑田さ
んは)祖父を否定され続けた結果、自分が
その孫である事を周りに隠し、罪の意識を
背負って生きてきたと言います。
その事実を知らされた時、”十字架を背
負わせたのは、一体、誰なのか?”と、胸
を締め付けられました。そしてその”十字
架”に、我々はしっかりと目を向けてきたの
か?とも考えさせられました。」
と記しております。
戦後、何十年も経ってから真実が明ら
かになるとは・・・?怖い話で゛ある。
(2020/08/21)
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