きれいな花の写真

★とどのつまり Ⅲ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

小説「猫踏んじゃったⅡ」

小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり Ⅳ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


31話 Bの生誕250年③
    

 


  前号の河出文庫「ベートーヴェン」に載
っている「グルダ/ベートーヴェンのピアノ協
奏曲」は、かつて新潮文庫「世界のピアニ
スト」(1983)に掲載された物です。

  これによると、吉田氏は1965年の秋、
ベルリン芸術祭に出席し、グルダのソロ、
べーム指揮ベルリン・フィルとのベートーヴ
ェンのピアノ協奏曲4番を聴き、音がきれい
で、とても良かったと回想している。

  これを読んで、同じグルダがピアノのベ
ートーヴェンのピアノ協奏曲第4番のCDを
買った事を思い出しました(写真)。指揮が
ンドレ・クリュイタンス、オケがスイス・

リア語放送局、1965年の5月14日のラ
イブCD(エルミタージュ)です。
 

  この演奏はグルダのピアノの音がボコ
ボコせず、とてもきれいな音色です。また、
第1楽章のカデンツァが秀逸です。クリュイ
タンス
の伴奏も絶妙でとても感動しました。

  ところで、ベートーヴェンの作品はすべ
てのジャンルに亘っており、膨大な量があ
ります。おじさんもジャンルの5割ほどのC
Dを所有し、時々聴いてもおります。

  ベートーヴェンの作曲のエネルギーは
家庭環境と難聴に負けまいとする精神が
なせる技で、凡人にはどれを聴いてもたい
そう疲れます。
交響曲でも「英雄」「運命」
「第九」など
、立派な作品が多いのです。


  そういう訳でベートーヴェンの生誕250
年を迎えても、心身共に弱いおじさんが改
めて聴き直すのは、どうしてもピアノ曲が中
心となってしまいます。(2018/06/30)
   


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