きれいな花の写真

★とどのつまり Ⅲ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


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小説「猫踏んじゃった」

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17話 「ジュノ-ム」の名盤
    

 


  天気は不順、テレビはコロナ一辺倒・・・
やむなく大好きなモーツアルト「ピアノ協
奏曲第9番K.271(ジュノーム)」のCDを
寝室兼オーディオ・ルームで聴き直します。


  最初に買ったCDは、クララ・ハスキル、
ピアノの1954年盤(ザッシャーとウィーン
響)と、
1956年盤(シューリヒトとシュトット
ガルト放響)です。

  吉田秀和氏は「世界のピアニスト(19
83年新潮文庫)で
、ハスキルを「彼女のピ
アノには詩がある」
絶賛していました。
録音
が古く、モノラルで、音質は今一ですが、ハ
スキルの優しさが心に伝わります。
  
  

  次は写真の「ジュノーム」。ピリスのピア
ノ、グシュルバウアー指揮、リスボン・グル
ベンキアン財団室内Oの1972年の録音
です。
右の顔写真は後年の物)

  吉田秀和氏は同じく「世界のピアニスト
で「ピリスはモーツアルトの演奏でダイナミッ
クさとPのニュアンスを見事に展開している」
と称賛しています。

  
  
最後の1枚は、グルダのピアノ、ベーム
の指揮、バイエルン放響楽団の1969年の
ライブCDです。

  グルダ
曰く、「頑張らないと、この爺さん
(ベーム)に負けてしまう、そんな実力者だ
った」とあり、演奏は真剣そのものですが、
出来栄えは誠に楽しく、聴き手を忘我の世
界に引き込みます。


  これらのCDはどれをとっても名演で、
いつ聴いても心が洗われます。

              (2020/04/11)



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