
2019年4月1日、政府は新元号を「令
和」と決めたが、4月2日 NHK クローズ
アップ現代では「新元号『令和』決定の舞台
裏に迫る」を放送した。
同番組では、新元号の原案候補は6つ
あったが、決定した「令和」の考案者は、
現在 国際日本文化研究センター 名誉教
授で、万葉集研究が専門で、平成25年に
文化勲章を受章した、国文学者 中西進氏
(89)と推測している。
これまでの元号は、すべて「漢籍」とされ
てきたが、今回の「令和」は「国書」万葉集
の序文から取られている。現在の「平成」を
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考案した東洋大学の大家、山本達郎氏の
弟子たちは、今回の決定に何となく寂しそ
うな意見を述べられていたのが、印象に残
る。
また、この番組のもう一つの問題提起
は、過激な情報官制についての疑問ととも
に、「元号のあり方や、その意義を国民全
体で共有するためには、選定手続きの透
明性の確保だけではなく、選定や決定の
方法などについても議論の余地があるの
ではないか?」としている。
一方、4月2日の北海道新聞の朝刊で
は、阿部首相自らの会見を取り上げ、「出
過ぎた印象」「憲法史上の汚点」と評論家
や学者の意見を掲載している。
元号採用の国家は、今や世界広しと言
えども日本国だけ、元号と西暦の併用では
何かと世界のスピードに負けるのでは?
元号はひとくくりに時代を懐古するには良
いだろうが・・・ (2019/04/06)
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