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★とどのつまり Ⅱ

■復刻版
忘れえぬ猫たち


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  とどのつまり Ⅲ 作:笹渕忠和本文へジャンプ


14話 新元号の波紋
    

 


  2019年4月1日、政府は新元号を「令
和」と決めたが、4月2日 NHK クローズ
アップ現代では「新元号『令和』決定の舞台
裏に迫る」を放送した。

  同番組では、新元号の原案候補は6つ
あったが、決定した「令和」の考案者は、
現在 国際日本文化研究センター 名誉教
授で、万葉集研究が専門で、平成25年に
文化勲章を受章した、国文学者 中西進氏
(89)と推測している。

  これまでの元号は、すべて「漢籍」とされ
てきたが、今回の「令和」は「国書」万葉集
の序文から取られている。現在の「平成」を

考案した東洋大学の大家、山本達郎氏の
弟子たちは、今回の決定に何となく寂しそ
うな意見を述べられていたのが、印象に残
る。  


  また、この番組のもう一つの問題提起
は、過激な情報官制についての疑問ととも
に、「元号のあり方や、その意義を国民全
体で共有するためには、選定手続きの透
明性の確保だけではなく、選定や決定の
方法などについても議論の余地があるの
ではないか?」としている。

  一方、4月2日の北海道新聞の朝刊で
は、阿部首相自らの会見を取り上げ、「出
過ぎた印象」「憲法史上の汚点」と評論家
や学者の意見を掲載している。

  元号採用の国家は、今や世界広しと言
えども日本国だけ、元号と西暦の併用では
何かと世界のスピードに負けるのでは?
元号はひとくくりに時代を懐古するには良
いだろうが・・
     (2019/04/06)
   


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