10月2日の朝、NHK-TVの「世界の
ニュース ザッピング」の話。スウェーデン
ではキャッシュレス化が進んでおり、地下
鉄駅では若い女性がチップを埋め込んだ
手を改札口にかざして乗り降りしていた。
まるでSF映画を観ているような錯覚に
陥った。スウェーデンではこのキャッシュレ
ス化のため現金の使用率は2%に減り、銀
行強盗が9割減った、と報じていた。
インドでは、2016年、高額所得者のタ
ンス貯金を一掃するため、高額紙幣を廃止
するお触れを出した。一時、携帯での決済
も普及したが、金持ちは貧乏人をアルバイ
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に雇い、低額紙幣に交換したという。決し
てキャッシュレス化が進んだわけでもない
ようだ。
日本政府は2025年開催の大阪・関西
万博に向けて、電子決済の普及を進めて
いくとしているが、若者はいざ知らず、年寄
りは馴染めないような気がする。(スウェー
デンでは高齢者を『現金難民』と言う)
「スマホ」「iPhone」「ガラケーとフイーチ
ャーフォン」など、そもそもこれらの携帯電
話の種類も機能も分からない。まして、携
帯で決済を行うとしたら、落としたり、盗ま
れたらどうするのか?
日本が将来スウェーデンのようにキャシ
ュレス化が普及し、各人がチップを身体に
埋め込んだら、埋め込まれたチップを奪う
ために殺人が増えるのでは?とついつい
考えてしまう。便利さと不便さは裏腹だと思
うが、年寄りの考え過ぎだろうか?
(2018/10/02)
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