9月24日の道新によれば、「道東沖サ
ンマ漁で主力の棒受け網漁が好調に推移
している・・・記録的不漁だった年の同時期
に比べ6割増えた」と報道している。
道内だけではなく、東北各地の漁港でも
昨年より水揚げが増えているとか。
そのせいか、地元根室では22、23日
根室さんま祭りを開いていたし、26、27日
には、道庁赤レンガ庁舎前で「まるごと根
室直送市」が開かれるという。
近郊のスーパーでも活きのよい大型の
さんまが数多く並んでおり、今年もサンマが
食べられそうである。
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サンマを見ると、鴻之舞鉱山で過ごした
昭和30年頃を思いだす。秋には行商が北
見紋別や湧別で獲れたサンマを大量に持
ってやってくる。3輪トラックだったのか、馬
車だったのか、思いだせない。
どこの家庭も大家族だから、木箱を何
箱も買い求める。当日は、どこの長屋の玄
関先でも七輪でサンマを焼いていた。鴻之
舞の谷間中、煙と匂いが立ち上り、むせか
えるほどであった。
もちろん塩焼きだけではない。翌日は
醤油とショウガで煮物にしたり、写真右の
ように醤油などで下味をつけ、でんぷん粉
をまぶして油で揚げ、竜田揚げを作る。
ホッケのようにすり身を作ることも出来
るが、イワシのようにすり身が青黒くなり、
好みが分かれるところである。それでも余
る場合は冬用に塩漬けや糠漬けにする。
今思うと、サンマが豊漁の古き良き時
代だった。 (2018/09/24)
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