食用油研究の第一人者である奥山治
美(NGO日本食品油脂安全性協議会理事
長)氏は、通販生活2017夏号で、
「バターやラードなどの動物油よりサラ
ダ油などの植物油のほうが体にいいという
考えは間違い」と指摘している
いわゆる「サラダ油はリノール酸が多く
含まれ、血液をサラサラにしてコレステロー
ルを下げる」と宣伝されてきたが、取り過ぎ
は身体によくない事が分かったという。
それに、リノール酸は米や大豆に含まれ
ており、サラダ油・ゴマ油・ラー油・マヨネー
ズ・ドレッシングまで使うと明らかに取り過ぎ
になるとか。
|
|
一方、コレステロールを悪とする古い学
説は完全に崩れ、2013年には米国心臓
学会と米国心臓協会が「摂取制限は設け ない」とし、日本の厚生省も2015年から摂
取制限を撤退しました。
次にはやされたキャノーラ油(菜種油)
は、搾りカスを家畜の飼料に使うために、
絞った油を人間の食用として市場に出した
のです。これも健康を害することが分かりま
した。
これに困ったメーカーは、オレイン酸を
多く含むオリーブ油や菜種油を宣伝したり
高オレイン酸型の紅花油やヒマワリ油を開
発した。しかし、これらは価格が高く、動物
実験ではこれらも勧められないと・・・
奥山先生がお勧めできる油は、心臓に
も良い魚介油で、魚を多く食べること。バタ
ーは安全性が高く、ラードも安全性が確認
されていること。植物油の中では、エゴマ
油(シソ油)かアマニ油がお勧めとか。
(2017/04/20)
|