きれいな花の写真

★とどのつまり

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

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小説「猫踏んじゃった」
喜劇「猫じゃら行進曲」
小説「眠れない猫」
  とどのつまり 作:笹渕忠和本文へジャンプ


第12話 歌詞の向こう側
    

 


  昨年の暮れ(2016年12月30日)の早朝
トイレに起き、目が覚めたので、NHK総合T
Vを見ると、
「耳をすませば永六輔 冨田勲
の声」を放送していました。

  この中で、永六輔は「上を向いて歩こう」に
ついて語っていました。この歌は、ご存知の
ように永六輔が作詞し、中村八大が作曲しま
した。1961年7月21日の中村八大リサイタルで坂本九により初披露、8月19日に「夢で
逢いましょう」でテレビ初披露、10月15日に
レコード化され、爆発的なヒットとなりました。
1963年には「スキヤキ」という名前で、全米
ビルボード週間1位3週連続の売り上げとな
、全世界でヒットしました。

  永六輔によれば1961年に作られたこの詩は、1960年の安保改定に深くかか
わっていたとか・・・同年6月15日には安
保改定阻止のため第2次実力行使で56
0万人の
国民が参加しました。永六輔は、
「これだけ安保改定に反対したのに締結
されてしまった、という国民の虚しさを支え
る応援歌を作りたかった」と言います。

  これまで、そんな事はまったく知りませ
んでした。そう言われると、これまで何気
なく歌ってきた「上を向いて歩こう」がまっ
たく別な歌に聴こえるから不思議です。

 上を向いて歩こう涙がこぼれないように
 思いだす春の日 一人ぼっちの夜 
 上を向いて歩こう にじんだ星を数えて
 思いだす夏の日 一人ぼっちの夜

 幸せは雲の上に 幸せは空の上に
 上を向いて歩こう涙がこぼれないように
  泣きながら歩く 一人ぼっちの夜
 
  思いだす秋の日 一人ぼっちの夜・・・
             (2017/01/03)
 
    


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