きれいな花の写真

★とどのつまり

■復刻版
忘れえぬ猫たち


私のお気に入り

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小説「猫踏んじゃった」

喜劇「猫じゃら行進曲」

小説「眠れない猫」
  とどのつまり 作:笹渕忠和本文へジャンプ


第6話 お爺さんの1日
    

 


  10月になってお爺さんが痛むようになってきました。腸閉塞の手術後の回復が順調で、秋の味覚とお酒がおいしくなったせいもあります。ボラキノール軟膏とボラギノール座薬も使いますが、快癒しません。

 その様子を見ていた上さんが大事を取って肛門科に行くことを提案します。
おじさんが知っているのは職場の先輩が手術をした
石山病院だけ、早速自家用車で出かけます。

 写真上の左の建物が外来専門の「札幌い
しやまクリニック」です。右の建物は入院専
門の「札幌いしやま病院」となっています。
肝心の「札幌いしやまクリニック」の入り口
は写真下のように、街路樹に挟まれてとて
も見ずらい場所にありました。


 毎週火曜日の午後は女性専用外来だと
か、
待合室にはすでに大勢の老若男女が
ひしめいていました。最初に問診票に記入
し提出すると、あっという間に順番がやって
きます。診察室は6つあり、壁を向いてベッ
ドに横になると、お尻に小さな卵大のカメラ
を差し込まれます。壁のモニターに自分の
お爺さんが映ります。

 診断は予想通り、市販の座薬を無理に押
し込んで、肛門の一部を傷つけたようです。あらたに病院の座薬を2週間分、いただい
て一件落着です。

 肛門科は初めてでしたが医術は確実に進歩していると思った1日でした。
               (2016/10/25



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