きれいな花の写真

★私のお気に入り


●小説
 「猫踏んじゃったⅡ」


小説「猫踏んじゃった」
喜劇「猫じゃら行進曲」
小説「眠れない猫」

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52 愛用の眼鏡


             
  子供の時、寝る時間なのに、布団の中で、懐中電灯を頼りに本を読んでいたせいで、小学生になるとすっかり近眼になってしまいました。
  それ以来、何十個の眼鏡を買い
替えたでしょうか?今や小生にとっ
て眼鏡は身体の一部となっていま
す。昔の眼鏡は、レンズも枠も重く、低い鼻からずり落ちてきたものです。それにつれ
て耳の裏がこすれ、痛くなりました。また、汗をかくたびに、レンズのネジやツルをつな
ぐネジが緩むので、よく小さなねじ回しを携帯して歩いたものです。
  それに比べ、現在の眼鏡は格段に進歩しています。フレームもレンズも品質が格段に向上し、丈夫で軽くて、眼鏡のレンズも外れてくることなどありません。現在かけている眼鏡は、2009年の白内障の手術後に富士メガネで改めて作ってもらった物である。冠婚用に奥の金縁の眼鏡、葬祭用に手前の銀縁の眼鏡を作った。
  普段は、手前の銀縁の眼鏡をかけているが、ご覧のように耳に当たるところは汗で
白く変色しています。実を言うと銀縁のこれは2台目である。町内会の新年会の帰り道、
信号を渡るときに滑って転んで眼鏡を壊してしまったのである。酒が強いと自負してい
たが、こんなこともありました。おめでたい席での冠婚用金縁眼鏡は、この歳になると
ほとんど出番がなく、ご覧のように新品同様である。   
      (2016/09/10)

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