きれいな花の写真

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●小説
 「猫踏んじゃったⅡ」


小説「猫踏んじゃった」
喜劇「猫じゃら行進曲」
小説「眠れない猫」

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44 一久大福堂


             
  平成9(1997)年、札幌中心街
から西野へ車での帰り道、北1条
西24丁目で「餅どころ 一久大福
堂」の看板が目に留まり、疲れて
いたのか甘い物が食べたくてUタ
ーンします。
 これは札幌円山店で、大正13
(1924)年創業の一久大福堂が旭川から札幌へ進出した第1号店でした。今では
すっかり有名になり、札幌でも東急を除く百貨店と、郊外に数支店があります。
  手前のショーケースに、10数種類の大福が色鮮やかに並んでおります。昔懐かし
い白い割烹前掛けをした上品な中年のお姉さんがにっこり微笑みます。中でも目に付
いたのは、細長く伸ばした「丹波豆つき餅(餡入りもある)」でこれは食べやすそうで
す。思わず「この餡入り2個」と「つぶし餡の大福を3個」を注文して持ち帰ります。おじ
さんは昔からつぶ餡が好きなのです。原料は北海道産もち米と小豆、食べてみると、
甘みと塩気のバランスがよく、どれも作り立てで、すこぶる美味しく感じました。さすが
に老舗の味です。以来、「一久大福堂」のファンになってしまいました。
  先の細長く伸ばした「丹波豆つき餅」は手間がかかるのか、購入日には大丸百貨
店にはありませんでした。長期保存処理はしていないそうで、買ったその日のうちに
食べなきゃならないのが難点と言えば難点です。          (2016/05/13)

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